足を止めた通りに
レトロな佇まいの喫茶店があって
おかしな女主人と
お友達になりました。
人生の曲がり角にいた私に
出された紅茶は味わいがあって
それはきっと
淹れてくれた彼女も
似たような迷路にいたから
「紅茶のおいしい喫茶店」
【登場人物】
大橋律子(60歳前後)
野田清美(40歳前後)
【あらすじ】
フリーライターの野田清美は散歩の途中でレトロな趣の喫茶店を見つけた。そこにいた店の主と思われる女性(大橋律子)は、古い居抜きのその店を借りたはいいものの、開業にあたり二の足を踏んでいる様子だった。二人は出会い、意気投合したわけでもないのに、ともだちになった。なぜなら二人は・・・。
|